ヘルメットは自分の身を守る重要な用具です。必ず着用することをお奨めします。スキーには“ブレーキ”がついていません。自動車や自転車のように「危ない!」と思っても技術がないと止まることもできませんし、方向を変えることもできません。立ち木やリフトの支柱などにぶつかってしまうなどの事故には十分に注意が必要ですが万一そのような衝突事故にあった際に頭部を守るためにはヘルメット着用が必要です。自分のスキーコントロール以外にも他のスキーヤーやスノーボーダーに衝突されてしまうなど自分では回避できない不慮の事故もありますので是非ヘルメットは着用しましょう。 スキー上級者になればなるほど滑走速度は上がってきます。上級者でもスキーコントロールを誤ることはあります。上級者になっても周りのスキーヤーやスノーボーダーに注意してヘルメットを着用している人が増えてきています。欧米ではヘルメットを着用していないと滑ることを許可しないスキー場もありますし、実際訪れるスキーヤー、スノーボーダーの80%以上がヘルメットを着用しています。 最近流行りの「バックカントリースキー」や「フリースタイルスキー」でもヘルメット着用は当たり前です。「帽子のほうがカッコイイ!」「暖かい!」という人もいますが、スキー場ではウエアとのコーディネートでヘルメットを着用している人はそれなりにマナーと知識を持ち合わせているスキーヤーと見られますし、ヘルメットを着用するととても暖かいので防寒にもなります。 しつこいようですが、ヘルメットは被りましょう! |
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・サイズ選択 必ずお店で被ってみましょう。いくらデザインが良くても自分に合わなければすぐに気持ち悪くなってしまったり、前が見えづらくなったりと良いことはひとつもありません。しばらく被っても違和感がないか? 首を左右、上下に振ってもヘルメットが動かないか?などを店頭で確かめることが重要です。 |
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・取り扱い ヘルメットは外部からの衝撃を受けると中に入っている発泡ウレタンなどの素材が収縮して頭部へのダメージを防ぐようになっています。なんども外部からの衝撃を受けるとその部分は2度目以降の衝撃はダイレクトに頭部に伝達されてしまうこともあります。食堂などで手に持った状態で歩いているうちにテーブルの角に強くぶつけてしまったり、落としてしまったりするとせっかくのヘルメットの機能が台無しになってしまいます。取り扱いには十分に注意してください。 |
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